進んでいない今
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株式会社Dogwood Communityの池田です。
本日は台風19号が来ている真っ最中。
物凄い暴風と豪雨で、家にいても不安になりますね。関東の方で大きな被害が出ないことをねがっております。
さて、1つ気になるのが特定技能への関心の低下です。特定技能が始まる前や始まってからすぐの時期はメディアでも連日取り上げられ関心の強さを感じましたが、今はというと受け入れ機関側の皆さんは「特定技能ってなんだっけ?」とあまりニュースにもならず耳にする機会も減ってきているのも原因にあるかと思います。
とても大きな法改正であるのに関わらず、なぜ、、?
理由は簡単です。
「進んでいないから」
9月27日時点で資格が許可されたのは376人と、初年度で最大約4万人とされた上限の目途に対して、実に1%未満の水準にとどまっています。
背景には、多くの要因があります。特定技能の対象となる14業種のうち、現在先行的に資格を得るのに必要な技能試験が実施されているのは、「介護」「宿泊」「外食」の3業種のみです。
出入国在留管理庁によると、この新たな技能試験には既に2千人以上が合格しているのに関わらず、合格者に対する資格認定作業が遅れています。
そんな状況では、受け入れ機関側の立場になると「ただせさえ、制度もややこしいのにさらにいつ採用できるかわからないのであればもういい」と聞こえてきてもおかしくない現状です。
ただ、今年度は準備期間であり来年度以降一気に進む可能性も十分にありえます。
今の進んでいない時期だからこそ、制度や仕組みについての勉強や受け入れ準備をできる期間でもあります。
受け入れを検討されている企業様。
是非、この「進んでいない今」を大切にしてください。